■ 抄録・要旨
| 温暖化による影響は既に埼玉県のような地域でも顕在化しつつある。この温暖化によるマイナス影響を食い止めるための対策としては温室効果ガスを削減する「緩和策」が不可欠であるが、今後ある程度の気温上昇は避けられず、温暖化によるマイナス影響を最小化する「適応策」を同時に進める必要がある。埼玉県は2009年に策定した「ストップ温暖化・埼玉ナビゲーション2050」に適応策等を位置づけたが、具体的な対策は途についたばかりである。埼玉県環境科学国際センターでは、現在、環境省環境研究総合推進費S-8「温暖化影響評価・適応政策に関する総合的研究」に参画し、埼玉県における適応策の施策への実装に取り組んでいる。
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